北方文化博物館の藤から種を採取し、伊藤家が明治期から保管していた着物などの古布から手作りでお守り袋をつくり、当地の氏神である日枝神社の総本社である、日吉大社(滋賀県大津市坂本)へ持参し御祓いを受けました。
また伊藤家の仏壇でも願掛けを行っています。
当館の藤のいのちが入った御守りです。
古布のデザインは一つ一つ違うため、一点ものとして扱わせていただきます。
「藤」は子孫繁栄や豊作など、吉祥を意味します。
また不死と聞こえることから、魔除けの意味も重ねられました。当館の藤は令和三年の豪雪により、藤棚が倒壊する惨事に見舞われました。
しかし、庭師や樹医の尽力もあり見事に復活の花を咲かせ、多くのお客様に艶やかな姿を見ていただけました。
たいへん生命力を感じさせてくれる植物であり、その実が入っていますので、心の支えとしていただきたいと思います。