漆は「生き物」と呼ばれます。使えば使うほどに艶を増し、美しくなります。それは天然の漆の証です。本物の証です。漆の良さは長持ちするだけではありません。漆は使うほどに変化し、少しずつあなただけのものになります。漆塗は手作業であり、一つ一つ心を込めて作っています。器にはけやきを使用しております。すべて天然で作られたものだから、同じものは存在しません。「良いものを長く使ってほしい」「使うことで生活に楽しさが生まれてほしい」「大切な誰かに贈ってほしい」そんな想いでつくっています。漆は殺菌効果に優れております。※大きさ、形、色味などご希望があればご相談ください。
港町新潟には様々な地方の文化とともに沢山の漆塗りの技も伝わり、新潟漆器は「変り塗りの宝庫」と呼ばれるようになります。新潟漆器の始まりは約400年前の江戸初期といわれ、1638年には現在の古町7番町に椀店(わんだな)と呼ばれる漆器の専売地域が定められ、保護政策がとられました。主に座卓やお膳、お盆などの日用品が中心で、新潟漆器は日本有数の漆器産地となりました。明治には竹の節や筋、 ゴマや煤けた感じなど、竹の肌合いを漆で表現する竹塗の技法が伝わり、新潟漆器を代表する塗りの一つとして現在に至っています。新潟漆器は平成15年に国の伝統的工芸品の指定(花塗、石目塗、錦塗、磯草塗、竹塗の5技法)を受けました。
・電子レンジや食洗器は使用出来ません。
小林仏壇店の4代目当主 小林清則でございます。先代が創り上げた高い技術を要する「金ずり技法」唯一の伝承者であり、2005年に開催された日本国際博覧会(愛知万博)に展示した仏壇は、各国から高い評価を得ました。「漆塗師屋Kiyo」として、お客様のご要望に寄り添った「世界に一つだけの漆器」をお作りしております。新潟漆器のカップやボールペンをご愛用頂けましたら幸いでございます。