豪農の館と、豪農の大藤が描かれていて、新潟らしい特徴が表れた「手ぬぐい」です。特別に版を起こして作っていただきました。
1枚1枚が丁寧に作られた昔ながらの「注ぎ染め」です。藤の花びらや、主屋の瓦の線など、非常に繊細な技術を要する手仕事です。
表裏両面から染まっており、使ううちに特有の風合いをお楽しみいただけます。
館名の字は、新潟県を代表する書家であり、当主伊藤文吉と懇意にしていた江川蒼竹による揮毫です。
・綿100% 手工品ですので、色落ちすることがあります。洗濯の際は他の衣類と混ぜないようにご注意ください。
・画像の手ぬぐいは額装されていますが、本商品に額縁は附属されていません。
越後亀紺屋藤岡工場様のある「水原(すいばら)」という地域は、江戸時代より文化水準の高い町で、この北方文化博物館が、伊藤家だった明治~昭和時代にはこの沢海地域から住民たちが買い物へ出かける憧れの町でした。
他方で「水原」に住む様々な職人もまた伊藤家への出入りがよくあり、お互いに縁の深い関係にありました。
寛延元年(1748年)に創業された越後亀紺屋藤岡染工場様は、伝統の染めの技術と現代の新しい感覚から新作を生み出し続けていらっしゃいます。
このたびの北方文化博物館とのコラボ商品も、風に揺れる藤の魅力と豪農の主屋を同じ絵の中に描いており、他にはない「手ぬぐい」ならではの構図が見事です。