<のっぺ>
新潟では古くからハレの日に食べる習慣のある料理で、お正月や親戚が集まるお祝い事などで振舞われます。
特徴でもあるとろみのついた食感は、調味料ではなく具材に使用する里芋から全体に広がるものです。
貝柱と干し椎茸のお出汁で煮た具材は薄味なのにしっかりと旨味が染み込んでいます。
<煮菜(にな)>
漬物の煮物というとても珍しい料理で、本来新潟の厳しい冬を乗り越える為に欠かせないビタミンを補う為に考えられた料理です。
冬期は「体菜(たいな)」という長岡野菜を塩漬けにした物を使用します。漬物の絶妙な塩味と食感が特徴です。
夏期は生の三条産の小松菜を使用する事でシャキシャキとしたみずみずしさを感じられます。
<焼き漬け>
鮭を焼いてから特製タレに漬けるという、新潟に古くより伝わる漁師伝統の保存料理です。冷蔵技術がまだ発達していない時代、沢山取れた鮭を長持ちさせる為に考えられた調理方法です。
焼いてから漬けることによって、身がふっくらとしてジュージーな味わいになります。
佐渡の荒波で育った銀鮭は身が締まり、さっぱりとした脂がとても上品で当店秘伝のタレに漬ける事で味わい深く仕上がっております。
山あり、海あり、食材の宝庫新潟。酒や味噌など醸造文化も発展した新潟。
この地にも古くから伝わる調理法、郷土料理がたくさんあります。先人たちが生み出した新潟の食文化を知ってもらうため、次世代に繋げるために、郷土料理シリーズをつくりました。
創業明治元年、150年以上続く新潟燕三条に根ざした料亭が、今一度郷土料理と向き合い、食材やタレまでも新潟産にこだわり作り上げました。
要冷蔵となります
遊亀楼 魚兵(ゆうきろう うおひょう)は創業明治元年、この新潟 燕三条の地で商いを初めて150年が経ちます。脈々と受け継がれる伝統はいくつもの時代を超え、革新を続けながら現在へと至ります。
創業当時から飾らず愚直に積み上げてきた歴史を日本料理で表現し、訪れるお客様にこの土地の文化を伝えることが私たち遊亀楼 魚兵の目指している在り方です。
そして先祖代々守り抜いてきた私たちの在り方とお料理を通じて感じるこの土地の文化をしっかり次の世代へと受け継いでいきたいと考え商いを続けさせて頂いております。
自分で作るのが面倒なのっぺを購入出来てありがたい。
遠方の親戚に贈りたい!
東京に行っている娘に送るのにちょうどよく重宝している。
家庭で作るのっぺよりも上品で出汁がきいていて美味しい。
焼き漬けは懐かしい味で故郷を思い出します。
おばあちゃんのうちで食べた煮菜を思い出しました。